ノートとななしのうい

ななしのういのブログです

書きたいことを書きたいように書く

未来に希望がみえた話

長文になりそうだったのと、そろそろブログを

書く癖をつけたくてこっちに書く。

 

先週、阪急梅田百貨店でやっていた北欧フェアへ

夫と行った。このフェアを知ったのは約1週間前で、

前日の夜に夫と当日のスケジュールを話し合った。

 

ちなみに夫と出かける際のスケジュール決めは

2年くらい前までは前日に決めるなんて

ありえなかった。

ここへ行こうと決まった日もしくは次の日には

ある程度スケジュールを決めていないと

(見通しがたった状態にしていないと)

パニックを起こしていた。

※この場合のパニックは、不安と恐怖で押しつぶされそうに

なって大泣きする。

予定を決める段取りにならないと壁に頭をうちつけるように

なること(自傷行為

 

他の人が出かける際にどういうスケジュールを

立てるかは分からないけど(多分やらない)

私と夫は以下のことを下調べして、

必ず2人で共有しておく。

 

・家から現地までのアクセス方法

・公共交通機関を使用する際には、

 時刻表/所要時間/乗り換え回数

Googleマップを見ながらどういう順路で行くか

・各々の持ち物

・出かけた先の目的、優先度、回る順番など

 フロアマップがあればそれも見ておく

・出かけた先周辺のカフェ(休憩目的)

・出かけた先での食事する店とメニュー、

さらに店内の写真から照明の色や広さ、客層

(感覚過敏への対策のため)

・出かける日の天気、気温

をまず2人で調べて、確認し合う。

 

そのあとで当日のスケジュールを決める。

・何時に起きるのか

・何時に家を出るのか

・どういう順番で回って、滞在時間はどのくらいで、

何時頃に食事をして、休憩をどのタイミングで

とるか、帰宅時間の目安など

をおおよその時間まで決めて、メモアプリに

書いて共有する。

 

それぞれ私の特性が絡んでいてきちんと理由が

あるのだけど割愛。リクエストがあれば詳細も書く。

 

私個人としては出かける前にはこれが当たり前

なのだけど、夫からすると言葉は悪いが

めんどくさいことらしい。

だけど、これをしておくことで私は安心して、

パニックを起こすことなく外出することが

できる。つまりこれらを確認してあらかじめ

決めて、さらに2人で共有しておかないと

外には出られないし、パニックも起こすということ。

 

※ちなみに2人で調べて共有しておく理由は私だけが調べておいて、

当日私が誘導しようとしても夫は「本当に?」と思うことが

度々あり、その都度立ち止まってスマホで調べる。

これは夫が他人に期待しないという価値観があり、

自分で見たものだけを信じる傾向があるため。

私からするとこういうロスが嫌なため、

信じられないなら事前に一緒に調べて共有したいと伝え、

こうなった。

 

一応言っておくと、

前日まで決めておかなくても大丈夫

になったというだけでも

発達障害の私にとっては大きな進歩なのだ。

 

で、話を戻すとこの予定決めの中で自分でも

上手く言葉にできない(理解できていない)

こだわり的なものが出てきた。

なのに喧嘩することなくスムーズに話し合いが

できた。これが私にとって希望を感じたできごとだった。

 

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以下、2人の会話

 

夫  「明日の予定をそろそろ決めておこうか」

私  「うん。私は北欧フェアのサーモンスープが

   食べたい。その次にシナモンロール

   買えたらいいなぁと思ってる。それ以外に

   梅田で用事がないんだけど(夫)はある?」

 

夫  「うーん、私も特に用事がないな。

   北欧フェアへ行くだけでいいんじゃない?」

私  「わざわざ食べるためだけに梅田まで行くの?」

夫  「うん、私はそれでもいいと思ってるよ」

 

私  「それなら行かなくていいや」

夫  「なんで?!もしかして遠慮してる?

   気にしなくて全然良いよ」

私  「遠慮では無い。上手く言えないんだけど

   モヤモヤするから話してもいい?」

夫  「まず話を聞こうか」

 

私  「まずサーモンスープを食べるためだけに梅田へ

   行くのは嫌。あくまでも他に用事があって、

   そのついでに食事するくらいがいい。

   今回のフェアは絶対に行きたいわけではない。

   アアルトカフェが閉店したのを知ってから、

   今後二度とサーモンスープは食べられないと

   思っていたから、私の中ではもうサーモンスープ

   の存在は消した。

   だから無理やり食べなくていい。

   北欧フェアみたいな催事での食事って、お店

   みたいじゃないだろうし、最悪立って食べる

   可能性もある。吹き抜けの階段のところで座って

   食べる人もいるだろうけど、

   地べたに座るのは嫌だ。

   サーモンスープが好きだからゆっくり味わって

   食べたい。立ち食いそばみたいな消費の仕方を

   するくらいなら食べたくない。

   だから他に用事がないなら行きたくない。」

 

※アアルトカフェ…フィンランドにあるサーモンスープが食べられる店

の日本一号店が京都にあったけど今年の春に閉業。

定期的にそこへサーモンスープを食べに2人で行っていた

 

夫  「なるほどね。(妻)にとってアアルトカフェの

   サーモンスープは食事の中でも上位に位置してる

   と私は思ってる。その分期待値が高まってる

   から、サーモンスープだけを目的にした場合、

   何かがあって落ち込むとしんどくなっちゃうん

   だね。」

 

私  「そう!そうなの!期待値だ!それ!

   だから他用事ないなら行くのやめる」

夫  「梅田以外だったら行きたいところあるの?」

私  「あるけど…遠い」

夫  「いや、それなら行こう。そっちをお出かけの

   メインにしてサーモンスープはついでに

   食べよう。それなら行けるでしょ?」

 

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予定を決める以前の問題について、

・口頭会話で

・淡々とした感情で

・先入観なしで

・私の拙いながらも考えてることを言語化

・さらに夫の傾聴スキルで補足

・を短時間で(1時間もかからなかった)

したことが私にとってすごく感動というか

2人の成長を感じたし、今後何か問題が

あっても2人で何とかできる気が

すると強く思えた。

 

以前なら

・テキスト化しないと私が覚えていられない

&理解ができない可能性がある

・上手く言葉にできず、夫に伝わらないこと

からパニックを起こす→喧嘩

・夫はある程度相手の言いたいことを

こうだろうとアタリをつけて

話を進める癖がある。

普段はそれで問題ないどころか、相手の

言いたいことを言語化してくれる人

みたいな評価をされている。

が、対私になると外れる。

 

今回でいうと

「食事をするためだけにわざわざ梅田へ

行くのは嫌だ」に対して、夫は私が

お金や時間を使うから遠慮していると

思っていた。

でも遠慮しなくていいよと伝えても

私が行かないと言ったことで、

今までの経験から本当に遠慮して

いただけなら行くと言うはずなのに、

それでも行かないと言ってる。

何かあるだろうなと思い、

まずは話を聞こうと思ったらしい。

 

・私の言語化スキルが少しづつでは

あるけど上がっている

・夫も私の話を聞いて、これまでにあった

出来事から推察して言いたかったことを

まとめてくれるスキルがかなり上がっている

 

・今までなら数時間かかっていた内容の話

だと思うので、伝えるからわかってもらう

までが本当に短かった。

このスムーズさに驚いた。

 

他者には理解しづらいだろうけど、

2人の成長がとても感じられる会話だった。

目に見えていなかったけど、夫婦関係は

着実に良い方へいっているのだと

強く強く感じた。

 

もしもこの先、今すごくお世話になっている

メンクリの主治医がいなくなっても

2人だけになっても、何とかできる気が

すると思えた。

私と夫の未来に希望があるなと思えて

良かった。

 

という話でした。

やはり長い。ブログになっても長い。

 

ブログ書くのが億劫な理由が文章を書いた後

スマホで見た時に変なところで改行になっていないかを

確認しながら編集するのがめんどくさいからだと

今回の記事で思い出した(;_;)