日記の個人的メリットについて
日記を楽しんで書いてる私としては、あまりメリットという言い方をしたくないけれど・・・挙げるとすれば下記6つです。
★自分の成長につながる
★感情の整理ができる
★客観的に物事を見れるようになる
★自分を知ることができる
★発達障害の特性理解につながる
★ポジティブになれる
更に深堀りをしていく
★自分の成長につながる
・自分の失敗や成功の経験を記録し、振り返ることで次に活かすことができる
・私の過去の日記には失敗経験がたくさんあって、その度にどう解決していったかの過程も書いてある。
その数が多いので、今では何があっても「自分なら解決できる」と思える
・やったことがないことへの恐怖や不安が強い私にとって、過去の経験がつまった日記を読み返していると
「意外と大丈夫だった」「別に死ぬわけじゃない」といった自分の言葉が自分を励ましてくれた。
今ではとりあえずやってみようと前向きになれた
★感情の整理ができる
・気持ちを吐き出す場所として日記を活用することで、自分がどういうときにどう感じるのかを
見える化することができる
・それが嫌なことだったり、辛いことだったりした時は、自分の中から日記へ書き出すと少しスッキリする
(モヤモヤを自分の中に残さないようにしている)
★客観的に物事を見れるようになる
・少し時間を置いてから日記を読むことで、客観的に振り返ることができる
・夫と衝突をした時のことをその日のうちに書く。書いているときは感情的になっているため
自分の本音が書ける。→見返した時に自分の本音を自覚することができる
・あとで見返す→事実と感情に分ける(事実と感情を分ける練習にもなる)→事実をまず受け止める
→でも自分の感情は否定しない→そうすることで気づきが得られることがある
★自分を知ることができる
・気持ちを吐き出していると、自分がどういう考え方をする傾向にあるのか、自分の口癖を自覚できる
私の場合は「でも」「だって」というようなネガティブワードが多かったです。
・体調やメンタルの変化の前兆、どういうことがあると自分がしんどくなるのかが分かる
・これができた、これができなかったと記録したものを見ることで自分の得意、苦手が分かる
★発達障害の特性理解につながる
・私は発達障害の自覚が全く無かったため、過去の日記を読み返したことで、この日のトラブルは特性が原因かもしれない・・・など特性理解につながった
・発達障害の特性が普段の生活でどういう時に、どういうふうに、どんなことが起きているのか・・・など分かったりする
★ポジティブになれる
・感情を整理して、事実と感情を分けて、自分の感情を否定せず受け止める、これらを繰り返しているといつまでもネガティブな気持ちを自分の中に留めることがなくなった
・本音だらけの日記を読み返して、自分のネガティブな考え方や口癖を自覚してやめるよう意識した
ざっくり深堀りしてみました。
私は日記を使ってトライ&エラーをしていましたが、日記を書いていない人はどうしているのか少し気になります。
日記のメリットだけを得たい人に言いたいこと
手書きも思い出を残すことも文房具も好きじゃない・・・でも、日記にメリットがあるならやってみたいと思う人もいるはず。(多分)
そんな人に言いたいことは一つ、ただ書くだけでは意味がないです。
多分メリットだけを見て日記を始めたいと思う人は、今の状況または今の自分から変わりたいと思っているのではないでしょうか?私が得たメリットは、ただ日記を書いていたからという理由だけではないことをここで説明させてください。
また、Twitterで私が自分の発達障害についてまとめたノートを公開し、そのノートが本になったことで「自分もノートを書き始めたい」「でも何を書けばいいのかが分からない」という声を聞きます。そういった人にもお伝えしたいことです。
①目的をはっきり決めること
目的とは・・・最終的に目指す到達点
私の場合:幸せになるために楽しく生きる/特性緩和/できないことをできるようにする
②意識すること
意識とは・・・自分が現在何をやっているか、今はどんな状況なのかなどが自分で分かる心の動き
私の場合:目的のために現状を把握し、次に自分がすべきことを考える
③振り返りすることを忘れない
振り返りとは・・・過去のことを考える
私の場合:日記を書いたら読み返す。行動したらその後に自分の行動を振り返る。
(下記のノートでいうと評価の部分にあたります)
合わせて読みたいノートは、こちら
ノート 「発達障害の私がやっている 分析 について」
— ななしのうい@書籍重版決定 (@nanashi_no_ui) 2020年2月6日
・分析しようと思ってやっている訳ではなくて、できるためにどうしたらいいのかを考えていたらその中に分析が含まれていた
・平均の下の言語性凹だからこそ、日記が必要だった
・私のやり方は、私の方法でしかないので個々で考える必要がある pic.twitter.com/Ou0ArMp2GR
メリットだけを得たいなら、この3つはとても大事なことだと思います。実際に私も「楽しく生きる」という目的をしっかり持つようになってから、日記をただ楽しむだけのものではなくしっかり活用することができています。
「できない」という壁にぶつかったら
Twitterでもそうなのですが、「日記を書くのおすすめです!」「私はこんな書き方をしています!」というと必ず言われることがあります。
「自分にはできない」
「日記なんて続かない」
そう思って、ここでやめるのはかなりもったいないです。じゃあ、どうするのか?
「なんでだろう?なんでできないんだろう?」
「じゃあどうしたら続けられる?」
と考えてみるんです。
自分で考えようとする力(思考力)と自分で問題を解決しようとする力(問題解決力)も重要になってきます。できないことにぶつかったときこそ、この力を身につける練習になると思います。
最後に
3回に分けて私の日記についてざっくりと説明してみました。よく聞かれる質問や相談される内容を取り上げてみましたが、これはあくまでも私のやり方だったり、考え方だったりするのでこの通りにしなきゃいけないんだ、というわけではないことを強く主張しておきます。
私のやり方を言ってしまったことで、日記のハードルを上げてしまったかもしれません・・・。それでも日記は楽しい!ということをブログ内で伝えていけたらいいなと思っています。